2021.12.1 Wed 関節リウマチ情報

関節リウマチの疾患活動性とは

関節リウマチは、関節に炎症を起こす病気であり、さまざまな関節に症状が生じ、それぞれの関節の炎症の程度にも幅があり、関節の痛みにも幅があるため、血圧や血糖値のように数値でイメージしにくい問題があります。
そこで関節リウマチの病状の程度を知る客観的指標として、DAS28(ダス28)、CDAI(シーダイ)、SDAI(エスダイ)があります。
この値が高いと、活動性は高く、症状は重く、病気が進行しやすくなり、この値が低いと活動性は低く、症状は軽く、病気が進行しにくくなります。
治療により疾患活動性が低下すれば、治療効果がでてきていると判断できますし、逆に疾患活動性が上昇すれば、治療の見直しが必要となります。

それぞれの指標に臨床的寛解の基準があり以下に示します。

この活動性指標を算出するにはいくつかの項目が必要です。
① 患者さんの全般評価(VAS)
② 痛みのある(圧痛)関節数
③ 腫れのある(腫脹)関節数
④ 赤血球沈降速度(ESR)あるいはC反応性たんぱく質(CRP)